ピョンテク一部地域 強制代執行 強行

【統一ニュース 2006/3/6】

第1信:5日午後10時

 ピョンテク米軍基地拡張地に対する国防部の鉄条網・哨所設置など「行政代執行」が6日朝方に予定されている中、該当住民と市民社会団体などが、決死抵抗の決意を固めた。

 村の住民たちの闘いの拠点であるピョンテク・ペンソン村「テチュ小学校」は、国防部側から「執行」のための資材倉庫として活用することが知らされ、5日午後8時30分現在、小学校を守るため300余名の市民社会団体会員・学生たちが結集している。

 「ピョンテク汎対委」はこの日、テチュ小学校に結集した人々に、賛同を要請する電話やメールを通じて現状の消息を伝え「小学校を住民たちと共に守っていこう」と訴えた。

 イ・ホソン「ピョンテク汎対委」状況室長は、参加者に「2月20日、国防部をはじめとした政府機関対策会議で、3月6日から農作業ができないよう鉄条網・哨所を設置し、水路を防ぐことを決定した」と伝え、「無知な業者と大規模な警察を前面に立たせ、テチュ小学校を侵奪し、鉄条網を設置することが知らされている」とし、「明日、間違いなく執行の日だ。今、状況はとても緊迫した状況だ」と注意を呼びかけた。
第2信:6日午前7時30分

 ピョンテク・テチュリの状況は、今後、どのようなことが起こるか分からない状況だ。

 テチュ小学校で一夜を過ごした「ピョンテク汎対委」は6日午前5時30分、警察側の侵入を予想して全ての準備をしていたが、午前7時30分現在まで状況に変化はない。

 午前6時「ピョンテク汎対委」は、対策会議を行い、午前6時20分頃、対策会議結果をテチュ小学校に結集している人々に伝えた。

 イ状況室長は「午前7時から決議大会を集団的に力強く行ない、侵入阻止闘争をしよう」と述べた。

 現在まで把握されている状況は、国防部が法院執行官を先頭に警察1千名以上を動員して、テチュ小学校に侵入することと見られ、法院執行官を先頭に立たせることは、法院の判決を執行する形を取るためだ。万一、執行官の執行を妨げれば公務執行妨害が成立し、特に暴行を加えれば、社会的問題になるため、「ピョンテク汎対委」側は自省を呼びかけた。
第3信:6日午前9時

 6日午前7時、昨日の夜から緊急に集まった人々200余名は「決議大会」を開き、決死抵抗の意志を固め「対国民アピール文」を発表した。

 米軍基地(キャンプハンフリー)内には、20余台の戦闘警察のバスと放送車両が既に終結しており、警察投入が事実上秒読み段階に入り、緊迫した状況だ。米軍基地内の哨所では、参加者たちの動きを監視するカメラなどがある。

 「ピョンテク汎対委」側は、「政府のテチュ小学校侵奪に際するピョンテク汎対委アピール文」を発表し、「政府は、住民の意志を完全に黙殺し、ピョンテク米軍基地拡張対象地域に対する強制土地収用を強行する態勢だ」とし、「我々は、この地の生命と平和を守るため、全員連行の覚悟で、政府の暴力弾圧に対して力強く闘う」と明らかにした。
第4信:6日午前10時20分

 午前10時20分頃、キャンプハンフリーから出てきた30余名の人々を導いて、法院執行官がテチュ小学校に進入しようとしている。これらは「執行」と書かれた上着を着ている業社職員たちと推定される。

 執行官は固く閉ざしたテチュ小学校正門を見ると「カッターを持って来なさい」と指示し、彼は文書で顔を隠し記者たちのカメラを避けている。

 法院執行官などはカッター機で鎖を切断しようとし、住民たちと強い衝突を起こした。住民と社会団体会員など50余名は、「強制執行反対」と言うなどの声を叫びながら抵抗し、法院執行官と執行業者たちは記者たちのカメラに対し神経質的な反応を見せた。

 10時35分頃、法院執行官などが住民と社会団体会員たちの強い抵抗にあり、一旦、執行をあきらめ、

 散発的な衝突をしながら退くと、住民たちは鎖の量を増やし小学校正門を堅たく封鎖した。
第5信:6日午前11時30分

 午前11時、「人権運動サランバン」など34の人権団体で構成される「人権団体連席会議」所属活動家20名がテチュ小学校前正門前で記者会見を開き、駐韓米軍基地強制収容に反対する「全国人権活動家宣言」を発表した。

 天主教人権委員会のピョン・ヨンシク委員長が朗読した宣言文を通じて、「今、このピョンテクで進行されている強制的な土地収用と帝国主義的軍事再編は、結局、この土地の全ての民衆たちの平和的に生存する権利を抹殺する課程が、今のこの事態だ」と明らかにした。

 参加者は、「人権と平和を抹殺する行政代執行を中断しろ」というスローガンを叫び、記者会見を終え、テチュ小学校正門前を最後まで死守すると主張した。
第6信:午後12時40分

 午後12時40分頃、私服警察と推定される10名余りが人権活動家たちを連行し、強い衝突が起こっている。
第7信:午後1時10分

 午後1時10分現在、連行が続いている。警察と執行官は、正門と身を鎖で縛った活動家たちを連行するためにカッターで鎖を切ろうとし、現場には悲鳴と怒号が行き交っている。正門後方見える運動場と学校建物からは、住民たちと社会団体活動家たちが人権活動家たちを助けに正門の方で群がって来た。
第8信:午後2時20分

 人権活動家を取り囲んでいた警察兵力300名余りは午後1時30分から部分的に撤収を始め、2時20分現在、テチュ小学校前で住民たちは、活動家たちに慰労の声を掛けるなど小康状態だ。

 一方、連行され釈放された「平和人権連帯」活動家は、「どうして逮捕・監禁したのか(警察に)聞いたが理由を明らかにせず、トイレに行けないようにするなど連行後、1時間半も監禁された人もいる」と伝え、「警察が連行過程で原則を守らず監禁した」とし、「私たちに公務執行妨害と言ったので、私たちは警察の行為に対応したことであって、法院執行官を邪魔したことではない」と主張した。

 午後2時現在、ビョン・ヨンシク委員長を含め警察に連行された人権活動家たちが、全員釈放されたことが確認され、これらは現在、テチュ小学校運動場に集結している。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)


【総合】

ピョンテク 行政代執行 最初の山場乗り切る


ペンソン住民 活動家350余名 国防部強制執行を防ぐ

【統一ニュース 2006/3/6】

 ピョンテク米軍基地拡張予定地に対する当局の最初の「行政代執行」が、住民と市民社会団体活動家たちの阻止で霧散した。国防部側のテチュ小学校「接収」は行なわれなかったが、農地に鉄条網と哨所を設置する方針はまだありえる点から、住民たちはまだ緊張を解いていない。

 「ピョンテク汎対委」をはじめとした住民たちの闘争拠点である「テチュ小学校」を一時的にでも守ったことは、大きな意味を持つ。鉄条網・哨所などの設置も「テチュ小学校」を接収することも可能な手順だと言う分析があったためだ。

 「行政代執行」が予告された6日早朝、「テチュ小学校」には緊張感が漂った。緊急な消息を聞き、去る5日夜、全国各地から集まった150余名の市民社会団体会員・学生たちをはじめ、住民たちが「全員連行」を覚悟して午前7時から「決議大会」を開いた。

 当初、4日・5日早朝にも「執行」が予想されるという話が伝わった。しかし、何事もなく過ごした6日、薄暗く状況を予測するのは難しい状況だった早朝、すでに「キャンプハンフリー」米軍基地内に11ヶ中隊の兵力と警察バス20余台が準備していた。

 午前10時10分頃、業者職員と見られる「執行人」30余名を帯同した「法院執行官」が、テチュ小学校官舎に生活している「農民風物保存会」のソン・ヨンミン団長に対する「妨害禁止仮処分決定文」を持って、テチュ小学校正門に現れた。しかしながら「法院執行官」は、持っていた文章を取り出すこともできず、顔を隠した状態で住民たちの抵抗にあい引き下がった。

 予定された手続きが霧散され、警察兵力300余名が小学校正門を取り囲んだ。正門を守っていた人権活動家16名は、スクラムを組み体を張って闘った。

 15名の人権活動家が私服警官に連行された後、自分の手を鉄門をつかんだまま耐えた「タサン人権センター」のパク・ジン活動家は、警察がカッターで鉄門と鎖を切ろうとしても、1人で40分余りの間、テチュ小学校正門を死守した。

 午後には、「民主労総」京機道本部所属労働者100名など、テチュ小学校の緊迫した状況を聞いた人々が続々集まり350余名にも達した。以降、警察兵力が増強配置され、テチュ小学校正門から侵入を企図した。

 これに対し住民たちは、3ヶ所で警察の侵入を防ぎ、警察も物理力を動員せず1時間くらい対峙したが、午後6時頃、自ら撤収した。これに住民たちと市民社会団体会員たちは一斉に歓声を上げ、最初の山場を乗り切った。

 しかし、「ピョンテク汎対委」は、一時も緊張を緩めていない。午後6時10分頃に進行された「整理集会」で、イ・ホソン状況室長は「同志たちがいて、住民たちが孤立することなく闘うことができた」としながら、「今日、我々は、第1ラウンドを終えた。しかし、まだ終わらない。国防部は明日も明後日も来るだろう」と注意を呼びかけた。

 「行政代執行」の初日を終えた午後7時、552日目の「住民キャンドル文化祭」に集まった住民たちと、各団体会員・学生200余名は、この日の闘争勝利を通じて自信感を持つことができた。

 一方、「ピョンテク汎対委」のキム・ジョンイル共同執行委員長は、「今日進行された仮処分決定が、今日で終わりだと言っているのではなく、いくらでも延ばすことができるし、国防省側が行おうとした農地に鉄條網・戒所設置措置もいまだに残っている」と指摘し、緊張は今後も続く。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)



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