ピョンテク住民たち クレーンの下に横たわる

国防部 第3次強制執行 住民たちと大規模衝突予想

【韓国統一ニュース 2006/4/7】

 ピョンテク米軍基地拡張予定地に対する「農水路遮断」というカードを切った国防部の第3次執行が強行され、住民たちと衝突が不可避な状況だ。

 先月、2度にわたる住民の反対闘争の拠点として使われている「テチュ小学校」周辺や、ファンセウル地域などで「強制執行」を進行した国防部が、米軍基地確定予定地確保のために、ピョンテク市ペンソン村テチュリ住民たちの「営農行為」を源泉封鎖しようとしている。

 7日午前8時30分、テチュリ里とトドゥリ2里一帯に住民たちが設置した警報サイレンが鳴らされた。隣近のシンテ里・ポンジョン里などで警察兵力と業者職員たちが確認されたからだ。これに先たち午前7時頃には、ピョンテク市公設運動場に50余台の警察バスが集結されている状況が確認された。

 この日、韓国政府側は、警察兵力50ヶ中隊をはじめとして作業員700名を執行に動員するとことが知らされた。

 これに比して、昨日夜「ピョンテク汎国民対策委員会」側の緊急アピールを受け、テチュ小学校に集まった人員は7日午前8時30分現在、労働者など100余名だ。

 これらは午前9時頃、テチュ小学校に最小限の人数だけを残して、政府の強制執行が予想される各所に待機中であり、クレーンが動かされるのを予想して進入路各所にトラクターを動員して強制執行を防ごうとしている。

 午前9時20分頃、トドゥリ里町内会館には労動者60名・学生30名・住民20名余りが待機中で、9時40分分頃、トドゥリ2里西側ファンセウル方向にクレーン1台と警察兵力と作業員200名余りが現れると、これらの中で労動者40名・住民20名が出て警察と対峙している.

 午前9時45分頃、ウォンチョン3通りでは、住民たちがクレーン下に横になって進入を阻んでおり、他の地域ではクレーンが進入中だ。

 この日、執行を強行する国防省側と住民たちの大規模な衝突が不可避な状況で、負傷と連行などが繰り返されることが憂慮される。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)


 

7日:午前10時50分

 連行者と負傷者が続出している。

 強制執行地域で対峙中だった作業員たちが、あらかじめ準備した携帯用消火器を住民たちに噴射した。

 消火器を噴射された住民たちが石を投げて作業員たちに抗議すると、横で待機中だった警察兵力が一斉に住民たちに飛びかかった。

 住民たちと共にいた、「金属労組」所属労動者たちと警察間で激しい衝突が起こり、この過程で労動者が連行された。

 午前10時50分現在、テチュリは総4ヶ所で作業員と警察・住民たちとの間で激しい衝突が起っている。「ピョンテク対策委」事務室で頭にケガをした住民が入って来たし、現場でも負傷者が出ていることが知られた。

 作業員たちは「すべてのものが力によって成り立つ」と言い、「国家の力によって仕方なく、私は今ここから出ることができない状況」だと言った。すると住民たちは、「君たちは大韓民国人々ではないか」と強く抗議し、20代前半の作業員たちは、住民たちの訴えに動搖している様子だ。

 現在、一部地域で生コンが進入中で、住民たち言葉では「水路を使うことを、できないようにするのではないか」と憂慮している。

 一方、作業員たちが日当6万5千ウォンもらってバイトに来た、仁川近くの大学警護学と学生たちという噂が流れており、対策委関係者たちが確認の中だ。
午前11時10分

 トドゥリ地域で、住民と汎国民対策委員会関係者の負傷者が続出している中、トドゥリ入口側でもフォークレーンが登場し、こちらも深刻な負傷者が出ると憂慮され
る。

 警察兵力10個中隊がクレーン1台とブルトーザー1台を囲み、抵抗した汎国民対策委関係者3名は、すでに連行された状態だ。

 一方ドドゥリでは、一部作業員たちが「こんな事はできない」と言い、その場から立ち去った人間もいた。
午前11時55分

 去月15日、警察が入ってきて田を荒らしたトドゥリ一帯に、クレーンが再び入ってきた。トドゥリ周辺の警察兵力は1千名余りでクレーンは1台。

 20名に満たない学生と住民たちは、稲束を乗せながら踏ん張っているが、警察兵力を阻むには力不足と見える。警察は一列に並んでスクラムを組んでいる中でクレーン作業が進行中だ。

 怒った住民たちは、クレーン作業が進行されている周辺を回って稲束を焼けば、警察は火を消して帰っている状況だ。クレーンの今回の作業は、この前のように田を荒らすのではなく、水路を遮断することが主な目的ように見える。11時50分現在、「建設労組」組合員たちの抵抗で、警察兵力は対抗するのに必死だ。
午後12時15分

 警察が住民たちと労動者・学生たちを連行する態勢だ。

 トドゥリ近くで水路を確保した警察側が、作業をもっと進行するためには水路周辺のコンクリートを割らなければならないが、現在装備が非常に不足している。警察は新しい装備が必要だと判断してクレーン作業を中断したまま、この地域を守っている。

 学生たちと住民たちは、農路に10メートル間隔でパリケートをして、稲束を積んで火をつけ、火を消そうとする警察と、それを阻もうとする学生たちとの間で激しい衝突が起った。村住民一人は稲束を燃やす間に横になって警察の鎭圧に強く抗議したりした。

 警察は、学生たちの抵抗で鎭圧が難しいと判断して、学生たちを全員連行する態勢だ。

 警察は「公務執行妨害」「解散すれば直ちに連行する」と脅した。警察は「3回、警告放送をしたから連行しても構わない」「連行すると作業することができる」と言ったりした。実際、現場にいる警察は「学生たちを連行しろ」という指示が下ろされた状態だ。
午後1時30分

 トドゥリの水路が警察によって阻まれた。

 12時40分頃、警察は8メートルほどある水路両端を土で阻み、その中にコンクリートを入れた。この過程で生コン車の進入を阻止しようとした住民3名が連行された。生コン車運転手は、水路に車2台分のコンクリートを入れたと伝えた。
午後4時

 午後3時、しばらく小康状態を見せていた地域の状況が、再び悪くなった。

 警察はクレーンを阻んだ住民と人権団体会員たちを連行して、強硬な姿勢に出た。

 警察はまず、配置されたクレーンとブルドーザーをそれぞれ異なる方向に運転してデモ隊を分散させた。その後、後圧倒的な兵力で重装備で4-5重で囲んだままデモ隊を西の方に移動させた。この課程で市民団体活動家3名が連行された。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)


【総合】

政府側の人海戦術を 住民の力で死守する

【統一ニュース 2006/4/7】

 ピョンテク米軍基地拡張予定地確保のため、政府側の「農水路遮断」作業が7日進行された。これによって、ファンセウル地域に水を通す農水路2号線・3号線がコンクリートで埋められ、ファンセウルに進入する足が途切れるなど、住民たちの「営農行為封鎖措置」が部分的に執行された。

 しかし、米軍基地拡張予定地285万坪の田の約60%に農業用水を供給する1号線は、住民たちと市民団体活動家の必死の抵抗で守り抜いた。

 この日午前、政府側の重装備と人員の移動が始まり、労働者60余名をはじめトドゥ2里住民20余名が、シンテ里方面農水路1号線を遮断するために進入する政府側の作業を防ごうとした。

 当時、テチュ小学校に集結していた人員が、住民を除外し100名ぐらいであった点を勘案すれば、「ピョンテク汎国民対策委員会」としては、1号線の死守に総力をあげたと見られる。

 これによって農水路2号線・3号線は、劣勢な住民側が政府の作業を食い止めるのには力不足なところもあり、政府側は、それぞれの農水路約5m程をコンクリートで埋めた。しかし、6千名を動員した政府側の「人海戦術」に対抗して、一歩遅れて集結した活動家を含め200名余りで主要農水路である1号線を守り抜いた点で、よく防いだといえる。

 「ピョンテク汎国民対策委員会」のキム・ジョンイル共同執行委員長は、整理集会で「ピョンテク警察署長とピョンテク米軍基地拡張事業団長が、農水路1号線で現場指揮をする程度で、1号線は我々が守り抜いた」と評価した。

 住民側は、農水路を防いでいるコンクリートも、自ら装備を動員して復旧させ、今年の営農に問題がでないようにするという立場だ。

 一方、政府側も過去第1次・第2次の「強制執行」に比して、より巧妙に攻勢をかけた。警察側は住民との直接衝突を避けるために作業員を先頭に立たせ住民たちを抑え、去る第2次の時の重装備を活動家たちが占拠して作業が不備だった点を教訓にし、数百名の警察兵力で重装備を護衛して接近自体を阻んだ。重装備に近づく活動家たちは無差別的に連行された。「ピョンテク汎国民対策委員会」の暫定集計では、総連行者は27名だ。

 しかし、住民たちの拠点である「テチュ小学校」接収企図をはじめ、政府側が本格的に住民たちの営農を封鎖するため「農路及び農土毀損」に引き続き、再び 「農水路遮断」まで進行したが、住民たちの営農意志を折ることはできなかった。

 この日、政府側の第3次執行が終わって進行された、584日目の住民キャンドル文化祭でも、住民たちは、この日の疲れを忘れて再び営農意志を燃やした。ムン・ジョンヒョン神父が「農水路のコンクリートすっきり取り払いましよう。水がまともに回るようにしましょう」と叫ぶと、ビニールハウス行事場は、住民たちと市民社会団体活動家の歓声で一杯になった。

 しかし政府側の執行強度は、ますます強まっている。たとえ現在、住民たちの営農意志は強かったとしても、政府側が繰り返す攻勢に、少ない人員で正面衝突を繰り返す力が弱い。住民たちの意志が強くても、住民たちのできる力量は限定されているからだ。今後の市民社会団体の集結程度が、米軍基地拡張によって進行されるこの闘争を決定するカギになるように見える。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)



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