【総合】

国家暴力の野蛮性を悽絶に感じる

国防部「強制代執行」強行 負傷者・連行者続出

【統一ニュース 2006/5/4】

 「どうすればいい、うちの町が壊された。どうすれば・・、どうすれば・・・!

 「学校に何の罪があって、学校を壊すのか」

 「この泥棒たちよ、私たち町の人々に、何の罪があるというのか」

 ピョンテク米軍基地拡張予定地の確保のための「第4次行政代対執行」が進行された4日、日が暮れる町角にテチュ里は哭声で一杯だ。1万5千名の軍・警・作業兵力
と、3機のヘリコプターによって30年の歴史がある「テチュ小学校」が破壊され、住民たちの心も崩れた。

 基地拡張予定地に含まれる大部分の野辺に鉄條網が設置され、住民たちが前日まで農業をしてきた田には、工兵部隊のテントが設置された。

 900余名の学生・労動者・市民社会団体活動家たちと住民たちは去る3日、緊張感の中で夜を明かし、抵抗を心に決めたが、強制的に進入する公権力には力不足だった。この過程で数100名の負傷者が続出するなど、この日、政府側の過度な鎭圧方式は、今後の世論のまな板の上に上がるように見える。

 [ピョンテク汎国民対策委員会]が把握した連行者数は424名、負傷者はこの日午前までに把握された数で110名余りで全体的で200余名を越えることが推算された。

 最後の執行で警察兵力が、「テチュ小学校」周辺を完全に取り囲んだまま、「テチュ小学校」撤去作業が進行されると、住民たちは壊れるテチュ小学校に接近もできないまま、道に座りこんで首をうなだれたり、この日の公権力を強行した警察に目線を向けたりした。

 それでもこの日の執行で、3年間進行された住民たちのピョンテク米軍基地拡張阻止闘争が終わったことではない。テチュ里にいる住民は、泣いている住民たちを向かって「学校が壊れても泣くな。私たちが離れるとでもいうのか?」と一言吐き出した。

 ムン・ジョンヒョン神父もテチュ小学校屋上での座り込みを解いて、「明日のために降りた」「今日すべて奪われたといっても、心を奪われたわけではない。心が奪われたのではなければ、行動することができる」と述べながら、ピョンテク米軍基地拡張阻止闘争を、今後も引き継いでいくという意志を曲げなかった。

 「テチュ小学校」が崩れていくところを見守った、ある住民に「キャンドル集会はどうするのか」と質問したところ、「それではしないつもりなのか?学校の庭先でもしなくてはならない。死んでもします」と答えた。

 「ピョンテク汎国民対策委員会」のユ・ヨンジェ政策委員長は、この日の状況に対し「国家暴力の野蛮性を悽絶に感じた」述べ、「これに屈することなく、米軍基地拡張を阻むまで粘り強く闘う」と明らかにした。

 一方、この日、ムン神父などと共に学校屋上で座り込みを進行した、民主労動党チョン・ヨンセ議員は

   ▲連行者全員釈放
   ▲数百名にのぼる負傷者が発生した暴力鎭圧に対する責任者問責
   ▲ピョンテク米軍基地拡張事業見直し

などを政府に促したりもした。

 「ピョンテク汎国民対策委」はこの日、ソウル・大邱・釜山・全北地域でキャンドル行事が全国同時多発的に開かれていると伝え、5日午後2時から、テチュ里で「第4次行政代執行」を糾弾する「汎国民大会」も開催する予定だ.

 この日、政府側の行政代執行が計画通り進行されたが、駐韓米軍問題でテチュ里が持つ象徴性と、この日の無差別的暴力執行で、今後、全国の各界各層からピョンテク米軍基地拡張事業に対する糾弾の声は、とても大きくなるように予想される。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)



 米国は地主 政府は小作管理人 住民は小作農

インタビュー 与党「ウリ党」イム・ジョンイン国会議員


【民衆の声 2006/5/5】

 与党「開かれたウリ党」のイム・ジョンイン国会議員は5日、「民衆の声」のインタビューで、国防部が4日、ピョンテクのテチュ里とトドゥ里一帯を、軍兵力と警察を動員して強制鎮圧したことに対し、「小作管理人の政府が、地主の米国の代わりに、小作農(住民)を弾圧している」と怒りを表した。

 イム議員は4日午後12時30分頃、強制鎭圧が進行された「テチュ小学校」を訪問した。イム議員は午前中、報道を見て「大変なことになった」と、「テチュ小学校」屋上で「座り込み」を進行していた「民主労動党」のチョン・ヨンセ議員と、ムン・ジョンヒョン神父など司祭団と力を合わせ、最後までろう城を守った。イム議員は「国会議員として、流血事態を止めなくてはいけない気がした」と述べ、「私がその席にいれば、警察が水の大砲・火炎放射器・催涙弾を撃ってこないだろうという考えで、最後までこの場を守った」と語った。

 イム議員は、「我が政府は、どうして米国のために、私たち国民をこんなに殴るのか」と声を高めた。「心があまりにも痛かった」というイム議員は、「1980年“光州道庁鎭圧”を思い出す惨めな現実」と言いながら、座り込みを進行する中で涙を流した。

 イム議員は、「大統領が3月7日、米軍兵力を減らす事にした」「土地をそんなに多く与える必要がない」と述べたと言い、イム議員によれば「日本も国民の反対にあい、交渉を再度行ない、広域司令部を拠点司令部に変えた」と語り、「我が国も国民が反対すれば、全てのものを詳らかに公開して、国民の意見を受け入れて、再交渉をしなければならない」と主張した。



篭城中のイム国会議員

 イム議員は「国民の生存権を保障してくれることが、国民のための政府で、当然すべきことだ」と興奮を隠すことができなかった。

 終始一貫、興奮した気配を隠すことができなかったイム議員は、「昨日、政府と国防部の蛮行に対して多くの国民が怒った」と述べ、「多くの国民が力をあわせて、政府が再交渉に出るようにしなければならない」と主張した。イム議員は「私は“国会国防委員会”の国防委員として、国防部に再交渉に出ることを強力に要求する」と明らかにした。

 特にイム議員は、民間人と軍人たちとの衝突が起る状況に対して、「ありえない事」と言いながら、「国防部長官が責任を負わなければならない」と強調した。

 イム議員は「光州5.18蛮行に劣らない事態。軍人たちが民間人に暴行を行なったということは、絶対にありえないことだ」と言いながら、「それが事実で、明らかなら真相調査を行い、責任者処罰をしなければならない」とつけ加えた。

 一方、イム議員は、他の放送社とのインタビューで、「国防部が、ピョンテク地域住民たちが外部の意識化された勢力によって扇動されていると言及したことは、村住民たちを冒涜することだ」と指摘した。

(翻訳・編集:韓統連大阪本部)



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